不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

スマートフォン版サイトはこちらから
お電話でのお問い合わせはこちらから
トピックス
  • トピックスメニュー
  • 目次
トピックスメニュー

●どんな状態になっているのですか?

 卵巣が腫れて腹水がたまり(最初は卵巣の周囲のみですが、ひどくなるとお腹全体に広がることがあります)進行すると、まれに血液が濃縮して血栓症が起きることがあります。通常の排卵直後や妊娠初期には、少々の卵巣の腫れや腹水はよくあることで、これの極端な状態がOHSSと言います。

●原因は何ですか?

 女性ホルモン(E2:エストラジオール)が非常に高くなることが原因で、主にHMG-HCGによる排卵誘発(まれにクロミッド)による副作用です。

●どういう時やどういう人にOHSSが出現しやすいのですか?

 PCO(多嚢胞性卵巣症候群)の人にはこのOHSSが起きやすくなります。他には排卵誘発時に成熟卵胞が10個以上出現した場合によくみられます。また、中枢性無月経の人にも生じやすい傾向にあります。

●患者さん自身に気を付けてもらいたいこと

・安静にすること。可能ならば自宅でいつでも横になれる状態がよく、仕事を休める方は休むことをお薦めします。

・毎日、体重と尿量の計測。ある一定の状態・時間で体重を計り、尿コップをお渡ししますのでそれを使って、1日の量を計測して下さい。最小50ml単位で結構です。

・飲水制限、毎食時のお茶程度は構いませんが、喉の渇くままに飲水しないで下さい。水分を取ればとるほど腹水がたまってしまいます。少し喉が潤う程度にして下さい。塩分の多い食べ物は、喉が渇くため控えた方がいいでしょう。

 これらの結果を基礎体温表に記入して下さい。経過次第では臨時の診察や入院が必要になることもあります。今の状態の進行を防ぐこと、つまりこれ以上の悪化を防ぐことが一番大切なことです。

●OHSS時に出現しやすい症状は?

 軽い腹部のつっぱり感、軽度の胃の痛みや吐き気、喉の渇き、等です。

●注意してほしい症状は?

・体重が1日で1kg以上増えた時
・尿量が1日500ml以下になった時
・手のしびれや頭痛が出現した時
・痛み止めが欲しいぐらいの腹痛が出現した時
・急に腹部の激痛が出現した時
・呼吸が苦しくなった時

 以上の症状が出てきたら、日中や深夜でも構いませんので(日中はTEL:052-832-2121まで、休日・深夜はTEL:052-811-7236まで)電話して下さい。その後のことをご相談致します。状態により入院して治療する可能性もあります。

●OHSSが進行しているかどうかを調べる検査は?

 OHSSの状態が見られた時、最初に検査する項目はこちらです。

(1)採血…血液の濃縮の程度を見て、肝機能の炎症の有無などを調べます。
(2)超音波検査…卵巣の大きさや腹水の程度を調べます。
(3)必要ならば、胸のレントゲン写真や血液凝固の検査をします。
(4)OHSS時には2~4日おきに診察の上、必要ならば採血しますので来院して下さい。

●どんな治療をするのですか?

 強力な治療をして卵巣腫大や腹水を急に治そうとすると「腹水穿刺」「卵巣穿刺」という治療方法になり妊娠継続出来なくなる為お薦め出来ません。合併症(卵巣腫大や腹水など)に対しては穏やかに点滴等で治療する以外にありません。

●いつまで続くのですか?

 妊娠していない場合は、月経がくると急にこれらの症状は良くなります。一方、妊娠している場合には、さらに2~3週間ぐらい症状が続きます。妊娠しているかどうかは、HCGの注射の翌日(=排卵日/この日を1日目とします)から数えて、18日目以降に妊娠反応を調べると判明します。この事は、もし排卵後の18日目になっても基礎体温表が高くまだOHSSの症状が続きますと妊娠している可能性が高いと言えます。

・治療の結果、妊娠が成立しなかったケース
月経発来後、急激に改善します。

・治療の結果、妊娠が成立したケース
OHSSの状態が現状で2~3週間ぐらい継続することがありますが、 一般的に悪化することはまれです。

軽いもの、中等度のものは、自宅安静など、高度だと入院治療が必要になりますので、気になる方は一度ご来院ください。

こちらも併せてご覧ください。
 当院の診療科目をご案内させて頂きます。不妊治療の詳細な情報も掲載しております。
 当院での各種検査、治療、手術にかかる費用を掲載しております。
 何かご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。